西国お遍路“行雲流水”

西国三十三所や四国八十八ヶ所を雲のごとく水のごとく巡礼した記録

四国八十八ヶ所 歩き遍路 8日目(2021.7.28) ビジネスホテル・ケアンズ~宍喰温泉 ホテルリビエラししくい

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別格二十霊場鯖大師の看板

1日目から7日で23番までのお寺を巡ってきましたが、ここから2日間はお寺のない区間になります。四国八十八ヶ所歩き遍路の旅、徳島県内の最後の宿泊地までの、8日目のレポートです!

歩き遍路 8日目 ビジネスホテル・ケアンズからホテルリビエラししくいまで

歩き遍路8日目、7月28日(水)のレポートです。まずは、計画表と実行程表をご覧ください。

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この日は札所、つまりお寺がない、ただ移動するだけの日です。四国八十八ヶ所霊場会のホームページ*1によれば、この区間は札所間の距離が2番目に長い区間になります。23番札所薬王寺から24番札所最御崎寺ほつみさきじまで約83.5kmということですので、まる2日か3日はお寺のないところを歩いていくことになるわけです。

8日連続となったファミリーマートの朝食を食べ、7時には出発です。

ビジネスホテル・ケアンズからホテルリビエラししくいまで

7時にビジネスホテル・ケアンズを出発し、ホテルリビエラししくいには15時50分ごろに到着しました。Googleマップよりも2時間近く時間がかかっていますが、人間は30km以上の距離を休憩せずに歩くことはほぼ不可能です。昼食の時間や休憩時間を合わせたとしても、結構頑張っていると思います。

この日の朝は、ビジネスホテル・ケアンズを7時にチェックアウトしました。前日もこの日も女将さんらしき方が対応してくださいました。結構納札も貼ってあるのですが、特にお接待等があったわけではないので、納札はお渡ししませんでした。

ホテルからはまず、JR「日和佐駅」の高架を越えます。道の駅日和佐から国道55号線を渡り、ファミリーマート日和佐店でいつものごとく凍った麦茶やウィダーインゼリー等を買い込みました。なお、この日はお寺もないのでゆっくりと休憩時間がとれます。お昼はどこかのお店に入ろうと思っていましたので、昼食は買いません。

ここからはホテルリビエラししくいまで、基本的に国道55号線をひたすら歩くだけです。早速、南を目指してスタートしました。

この国道沿いには、集落はポツポツとしかありません。ですから、全体的なスケジュールとして牟岐の集落で食事をとろうというざっくりした計画で歩きます。

7時41分、この日1つ目のトンネル、奥潟トンネルです。

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※奥潟トンネル

奥潟トンネルは1970年(※月不詳)の完成で、長さは100メートルあります。歩道の幅は極狭で、交通量も多いですからかなり危険なトンネルです。なお、左の小道を通って迂回することもできます。

少し先には、除草のためでしょうか、ヤギがいました。

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※ヤギ

本当にのどかなところです。まだ朝が早いので交通量もそれほど多くはありませんし、のんびりした雰囲気です。テレビ東京の「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」第10弾では、日和佐から牟岐までのこの区間を、太川陽介さん、蛭子能収さん、遠藤久美子さんも歩いておられます。番組では16km、峠2か所と伝えられていました。

エンクミ(※遠藤久美子さんが盛り上げようと歌のしりとりを提案したところ、蛭子さんのデタラメな「〽てん、てん、てんまり、てんてまり~」の歌のせいで大爆笑となるシーンが印象に残っています。

8時4分、2つ目となる日和佐トンネルです。

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※日和佐トンネル

日和佐トンネルも1970年(※月不詳)の完成で、長さは690メートルあります。歩道の幅は狭いですが、柵があるので安全です。

これまで通ったトンネルでは最長記録ですね。

また、このトンネルはさらに安全に配慮して反射材を使ったタスキを設置してくださっています。

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※反射材つきのタスキの入ったボックス

しかし、このトンネルのように歩道に柵さえあればそんなに心配することはありません。

8時27分、山河内トンネルです。

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※山河内トンネル

山河内トンネルに関しては正確な開通情報が分かりませんが、長さは124メートルあります。歩道は実質的になく、交通量も多いですからかなり危険なトンネルです。

トンネルの旅になっていますが、これはお遍路の旅です。

たまにあるこの案内標識だけが、お遍路のことを思い出させてくれます。

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※最御崎寺まであと68kmの標識

上の写真で時刻はちょうど9時になっていました。しかし1日30km歩いても2日では到達しないという、大変な道のりです。

山河内トンネルの前後には歩道が設置されていませんが、その代わりに車道の端に緑のラインが引いてあります。これはグリーンラインと呼ばれるもので、歩行者の歩くラインを示すことでドライバーに注意喚起しているんですね。ただ、大阪の街道歩きでも見たことがありますので、決して四国にしかないものではありません。

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※グリーンラインの説明板

あと、歩道があったとしても、歩きにくいところは多いです。例えば、下の写真のような歩道ですね。

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※歩きにくい歩道

時刻は9時22分、ここはJR「辺川駅」の手前1km程度のところの歩道です。歩きにくい点として、2つの問題があります。

1つ目の問題は、草が生い茂っているという点です。ここはそれほどではありませんが、実際、完全に通れなくなっている歩道は四国全域で結構多かったです。

2つ目の問題は、歩道が排水溝になっているという点です。歩き遍路の方には、排水溝のフタのところを好んで歩かれる方もいらっしゃいます。確かに、デコボコや傾斜がないので歩きやすいという面はあります。

しかし、私は安全面に疑問を感じます。所詮はフタですから、もしぶち抜いてしまったらどうなるのでしょうか。数十センチメートルの下に片足を突っ込むことになり、下手をすれば骨折してしまいかねません。実際、きちんとはまっておらずぐらぐらしているフタや、割れたり欠けたり老朽化していて危険なフタは結構ありました。

ですので、このような道ではついつい車道を歩きたくなってしまいます。

9時37分、コインスナックおにがいわやに到着です。ここで10分ほど休憩しました。

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※コインスナックおにがいわや

歩きを再開してすぐ、「辺川駅」に入っていく分岐がありました。

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※「辺川駅」への分岐

この分岐は南側の分岐で、コインスナックの手前に北側の分岐がありました。北側の分岐を通った方が少し近道になりますし、小松大師に寄ることもできます。ちょっと失敗しました。

コインスナックから10分程度のところに、岡崎商店というお店があり、その横にはキレイなお休み所がありました。トイレもあるようですので、こちらで休んだ方がよかったですね。

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※岡崎商店横のお休み所

さらに歩くこと約20分、10時13分には牟岐橋を渡ります。

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※牟岐橋から見た景色

上の写真の橋は、歩行者・自転車専用の橋です。ここまで来れば、牟岐の集落は結構近いです。

橋から400~500メートルほど南に下ったところに、種田山頭火の句碑がありました。

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※種田山頭火の句碑

種田山頭火は1939(昭和14)年の11月1日から12月16日までの四国遍路の記録を、『四国遍路日記』として残しています。写真の画像が粗くて句が詠みにくいとは思いますが、句碑には「しぐれてぬれて まつかな 柿もろた」という句が書かれています。『四国遍路日記』をひもとけば、11月3日の項に「十一月三日 晴、行程八里、牟岐、長尾屋」と書いてあり、牟岐の長尾屋というところに泊まったことが分かります。この日詠んだと思われる16句の中に、上述の句が書いてあります。

ちなみに山頭火、1日目の記録ではどこのお寺も回っていないようですが、2日目の記録には18番恩山寺、19番立江寺と書いてあります。しかし、恩山寺に関しては「第十八番恩山寺遥拝」と書いてあり、きちんと本堂のところまでは登っていないようです。このパターンは結構多く、26番の金剛頂寺や27番の神峯寺といった山寺も「遙拝」で済ませています。

さらに言えば、20番の鶴林寺、21番の太龍寺はすっ飛ばしています。自由律の俳句を詠んだ種田山頭火ですが、お遍路の回り方も自由闊達だったようです。

国道55号線ですが、この辺りでは牟岐川に沿って海の方へ下っていく形になります。下の写真の右端に写っている建物は、牟岐町海の総合文化センターです。ここで10時28分でした。

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※牟岐川

写真の真ん中に3羽の鳥が映っています。真ん中はおそらくアオサギで、左右の2羽は翼を広げています。これは水に潜って魚をとるカワウだと思われ、翼を乾かしているところですね。

10時30分ごろ、セブンイレブン海部牟岐町店に到着しました。トイレをお借りします。さて、ちょっと困りました。牟岐の集落にあまりにも早く到着しすぎてしまいました。

ここで昼食をとろうと思っていましたが、11時にならないとさすがにお店は開かないでしょう。そこでGoogleマップを見て、めぼしいお店に問い合わせてみることにしました。

まずかけたのはほどほどというお店です。ここは集落の西の外れにあるので、ここからだと歩いて30分くらいはかかるでしょう。11時に開店だとすると、ちょうどいい時間に行ける感じになります。ところが、電話で聞いてみると開店時間はあいまいな感じでした。12時くらいまで開かないようなおっしゃりようです。そうなると、1時間くらい時間をロスしてしまいます。ちょっともったいないですね。

次にかけたのが、ネットでも高評価の亜梨巣でした。ところが、残念ながら休業日のようです。

つづいて、貴美というお店にかけました。ネットでみるかぎりでは喫茶店という雰囲気ですね。電話で食事ができるか聞いたところ、できますよ、とのことでした。

というわけで、10時45分、貴美に到着です。Googleマップでは貴美というスナックのような名称ですが、看板にはレスト喫茶kimiと書いてあります。

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※貴美

中は昔ながらの喫茶店ですね。常連さんらしきおじいさんが新聞を読んでおられました。

メニューには11時までがモーニング、11時からがランチと書いてあります。私はランチを食べにきたのですが、店員のおばあさんに聞いてみると11時まではダメだと言われてしまいました。あと10分少々なんですが……。仕方ありませんので、モーニングセットBを頼みました。クロワッサンサンドとサラダ、コーヒーで10数キロメートル歩いてきた身には物足りませんが、まあ諦めましょう。メニューには500円と書いてありましたが、実際に支払ったのは550円でした。まあ、消費税でしょう。

長居はせず、11時5分には出発しました。この日の全行程の半分近く来ているでしょうか。ここからしばらくは海沿いを歩いていくようです。

10分足らずで牟岐トンネルです。

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※牟岐トンネル

牟岐トンネルに関しても正確な開通情報が分かりませんが、長さは70メートルあります。歩道はなく、交通量が多いので危険なトンネルです。

牟岐トンネルを過ぎるとすぐ左側にローソン牟岐町中村店があります。喪服の老夫婦がいらっしゃいました。法事か何かだったのでしょうか。

さらに300メートルほど進んだところに、ほどほどがありました。やはりまだ準備中のようでした。

そこからすぐに八坂トンネルです。11時25分でした。

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※八坂トンネル

八坂トンネルに関しても正確な開通情報が分かりませんが、長さは210メートルあります。やはり歩道はなく、交通量が多いので危険なトンネルです。

トンネルを抜けると、左側に内妻海岸が見えてきました。

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※内妻海岸

海岸の終わりの岬のところは、次の内妻トンネルです。11時37分でした。

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※内妻トンネル

内妻トンネルは1982年8月の完成で、長さは253メートルあります。歩道の幅は普通で、柵はありませんが安全に歩くことができます。

内妻トンネルを抜けると30メートル足らずで古江トンネルです。

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※古江トンネル

古江トンネルに関しては正確な開通情報が分かりませんが、長さは144メートルあります。歩道の幅は普通で、柵はありませんが安全に歩くことができます。

確認のためにGoogleマップのストリートビューを見ているのですが、この辺は結構お遍路さんが歩いていますね。私はまったくお見かけしなかったのですが。

トップの鯖大師の看板はこの古江トンネルと次の福良トンネルのちょうど真ん中辺りのところにあったものでした。

11時58分、福良トンネルです。

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※福良トンネル

福良トンネルは1987年8月の完成で、長さは265メートルあります。歩道の幅は普通で、柵はありませんが安全に歩くことができます。

福良トンネルを抜けたところは少し開けていて、JR牟岐線の「鯖瀬駅」があり、また鯖大師への南からのアクセス口があります。

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※鯖大師アクセス口

軽の白いワンボックスが停まっているところは駐車場になっていて、便所があります。トイレと書かずに便所と書いたのは、自ら「便所」という看板を掲げておられるということと、明らかに古きよき日本のテイストが漂っていたからです。いい感じで表現しましたが、要するに和式でボットン便所です。

私は小用だけ足させていただきました。

そこから400~500メートルほど進むと、鯖瀬トンネルです。時刻は12時13分でした。

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※鯖瀬トンネル

鯖瀬トンネルに関しては正確な開通情報が分かりませんが、長さは98メートルあります。歩道の幅は普通で、柵はありませんが安全に歩くことができます。

鯖瀬トンネルを抜けると、10メートルくらいで次の大砂トンネルです。

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※大砂トンネル

大砂トンネルに関しても正確な開通情報が分かりませんが、長さは198メートルあります。歩道の幅は普通で、柵はありませんが安全に歩くことができます。

しかし本当にトンネルばかりで、トンネルの旅になっていますね。これでこの日ちょうど10個目のトンネルです。

大砂トンネルを抜けたところに民宿大砂があります。目の前に「大砂」というバス停があり、ベンチがあったのでタオルを冷水で濡らすなどします。また、民宿の前には自動販売機があったので、飲み物を購入しました。ちょうどコカ・コーラボトラーズのトラックが停まっており、飲み物を補充しておられましたが、珍しい女性ドライバーでした。

この大浜を過ぎると今度は「栗ノ浦」というバス停がありました。ここで12時37分です。

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※「栗ノ浦」バス停

この辺りから、ちょっとまたお腹の雲行きが怪しくなってきました。コンビニも何もないところですので、どうしようもありません。他の方のブログを拝見していると、民家でお借りしているケースもあります。しかしコロナ禍では、なかなか一般のお宅では借りられないでしょう。

とりあえず我慢して先に進みます。「浅川駅」の手前の、太田トンネルを通ります。

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※太田トンネル

太田トンネルは1970年3月の完成で、長さは94メートルあります。歩道の幅はかなり狭く、柵もないうえに交通量は多いので、かなり危険です。

トンネルを過ぎると200メートルほどで「浅川駅」です。四国遍路聖地巡礼のマップ*2によると「浅川駅」にはトイレがあるようですが、鯖大師の便所を見た後では、ちょっと期待ができそうにありません。また、何とかこらえられそうな雰囲気だったのでそのまま進むことにしました。

しかし、これが裏目に出ます。急激にお腹の警報が鳴り響きます。もはや何ともならない、と思った瞬間、目の前にふくながという小さな喫茶店が見えてきました。

地獄で仏とばかりにお店に飛び込み、チャーハンを頼んでトイレに駆け込みました。洋式できちんとした水洗です。文明ってありがたいですね。

やや長い時間トイレに籠っていたのですが、出てくると何と女将さんがお接待ということでかき氷のイチゴを下さいました。外の四阿あずまやでちょっと休憩させていただきます。本当にいろんな意味で生き返りました。

中で、成り行き上2食目の昼食となったチャーハンをいただきました。チャーハンということで頼んだのですが、メニュー的にはエビピラフといったところだったのでしょう。マッシュルームらしきものも入っていますが、人間としてギリギリのところを経験してきた身ですから、さほど気になりません。

中には常連らしきおばあさんが2人ほどいらっしゃいました。周りにお店がないところなので、結構お遍路さんも立ち寄られるお店のようです。女将さんと少しお話させていただき、かき氷のお礼として納札もお渡ししました。納札をお渡しするのは初めてですかね。エビピラフは700円でした。

13時ごろにお店に入り、30分くらい滞在していたようです。トイレのことを除いても、いい休憩をさせてもらいました。

さあ、元気百倍となって出発です。ここから1kmほど行くと海南という集落に出ます。ここは海陽町の中心地で、コメリなどのホームセンターや、ローソンがあります。

ローソン海陽町杉谷店を過ぎると道が左右に分岐しており、右が国道55号線、左が県道299号線となっています。左に案内標識があったので、そちらに進みました。

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※県道299号線の案内標識

上の写真の地点で13時56分、24番札所最御崎寺までは残り52kmです。5時間で16km進んでいることになりますか。ちょっと遅いですね。

この道沿いにはその名も弘法寺というお寺がありました。

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※弘法寺

このお寺から500メートルほど南に下ったところで国道55号線に合流しました。さらに400メートルほど下ると、海部川です。海部大橋を渡ります。

つづいて、300メートルほどでJR「海部駅」です。駅前に休憩所がありましたが、無視して進みました。ここで14時21分でした。

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※海部町駅前休憩所

ここを過ぎると、また国道は集落を離れて何もないところを走ります。ただ、何もないと言ってもまだマシな方です。10分ほどでふれあいの宿 遊遊NASAの入口に着きました。

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※ふれあいの宿 遊遊NASAの登り口

結構評判のいいお宿ですが、ちょっとした小山の上にあるので歩き遍路向きではないですね。

その後、上の写真でもお分かりいただけるとおり、急に天気が悪くなってきました。あまつさえ、小雨が降りだしてくる始末です。この旅初めての折りたたみ傘の登場です。

また、雨のせいもあるでしょうが、歩いているとまたトイレに行きたくなってきました。今度は小さい方です。ちょうど「那佐」バス停の近くにお接待所があったのですが、案の定やっていません。しかしそこを過ぎてすぐのところに、建築事務所のような施設があり、簡易トイレですがお遍路さん用に開放してくれています。助かりました。

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※建築事務所の休憩所

トイレから出てくると、若い社員さんがどうぞ休憩していってください、と休憩所に案内してくれました。15時14分、ありがたく入らせていただきます。お水もいただきました。写真を撮らせて欲しいということで、快諾しました。

何枚か納札が貼ってあったので、ここで何人ものお遍路さんが休憩していかれたようでした。私も納札を置かせていただきました。なお、休んでいる間に、雨が本降りのようになってしまいましたが、あまり長居はせずに出発しました。社員さんのお話では、宍喰までもうすぐ、とのことだったのです。

しばらく歩いていると、雨は完全に止みました。わざわざ折りたたみ傘を濡らすためだけに降ったのでしょうか。

そして、この辺を歩いていたときに何とまたまたお接待が! 車に乗っておられた方が、袋に入ったパンの詰め合わせを下さったのです。本当にありがたいことなのに、これだけしかなくてゴメンね、というような表情で去っていかれました。ただ勝手に歩いているだけなのに、人の情けが身にしみます。

この日最後の小さな峠には、はるる亭という宿がありました。ここも割とお遍路さんが泊まられる宿です。若い女性2人組がちょうど入っていかれるところでしたが、お遍路さんではないと思います。

峠を下ると、セブンイレブン海陽町宍喰店です。ここから300メートルほどでホテルリビエラししくいです。ようやくこの日のゴールが見えてきました。ここからはかなり開けています。

15時50分ごろ、道の駅宍喰温泉の隣にある、ホテルリビエラししくいに到着しました。1階がロビー、フロントになっています。フロントに進んだのですが、どうやら宿泊客と思われなかったようでした。それも道理で、ここはビジネスホテルというよりはリゾートホテルで、客室はすべてツイン以上となっているのです。一人旅のお遍路さんはほとんど泊まることはないでしょう。

まあ、お金はツインのシングルユースとして払っているので、何の遠慮もいりません。それに、このホテルには立派な温泉があります。ですから、むしろ何十キロメートルも歩くお遍路さんにこそ値打ちのあるホテルなのです。

なお、荷物も無事に届いていました。時間もまだ早いですから、ゆっくりできそうです。

歩きを終えて

ホテルリビエラししくいの売りの一つは温泉ですから、早速温泉に入ります。ホテルサンルート徳島スーパーホテル阿南・市役所前も大浴場という施設はありますが、実質的には中浴場か小浴場程度の大きさでした。しかし、ここはさすがに大浴場と名乗るのにふさわしい規模です。広い立派なお風呂でした。ただ、掃除が行き届いていないのか、脱衣場にゴミが落ちていたのがいただけなかったですね。

この旅を通じて一番ホテルとしてのサービスが行き届いていたのは、8月18日に泊まった今治国際ホテルでした。コロナ禍でも安心して入ることができるように配慮してくださっていて、とても快適なホテルでした。詳しくはまた後日レポートさせていただきます。

夕食は、ホテルのレストランで済ませました。レストランベガで、阿波尾鶏サルサ定食1,480円をいただきます。ずっと歩いていますのでタンパク質は重要ですし、栄養バランスを考えると定食というのは理想的な食事です。おいしくいただきました。

この後、もう一度温泉に入り、洗濯をしました。事前の調べでは洗濯機・乾燥機は設置されてなさそうだったのですが、温泉の前にかつてバーだったと思われるスペースがあり、そこに洗濯機・乾燥機が設置されていました。ちょっと値段はメモしていなかったので分かりませんが、やはり400~600円という常識的な範囲だったと思います。

翌日もお寺がないので予習もあまり必要ありません。21時ごろに就寝しました。

歩き遍路振り返りデータ

歩き遍路のためにデータを振り返っておきます。なお、飲食費はここでは振り返りません。人によって飲食費は変わると思いますので。私は1日に500mlのペットボトルを6~8本くらい飲んでいましたので、飲み物代だけでも1日に1,000円以上は軽く超えていました。

札所情報

札所:なし

納経代:0円

大師納経代:0円

宿情報

ホテルリビエラししくい

オーシャンビューツイン(※シングルユース)

宿泊費:11,340円

室内に冷蔵庫・バス・トイレあり

WiFiあり

大浴場あり。温泉

洗濯機・乾燥機あり(1台)

洗濯機・乾燥機ともに料金不明

アクセス:バス停すぐ

コンビニ:徒歩約5分

悪くはないが、田舎のリゾートホテルという感じで洗練されてはいない

バス情報

行き:なし

帰り:なし

距離と歩数

ASUS VivoWatch BP(HC-A04)

カロリー:4,410kcal

距離  :32.1km

歩数  :46,310歩

スマホアプリ

歩数  :51,738歩